「殺処分ゼロをめざす奈良県議会議員連盟」会長阪口保
NHK報道
犬や猫の殺処分をなくそうと、奈良県議会で超党派の議員連盟が発足し、県に対して犬や猫の不妊去勢手術を促すなど取り組みを強めることになりました。
今月6日に発足した「殺処分ゼロをめざす奈良県議会議員連盟」は、自民党奈良や創生奈良、それに日本維新の会、公明党、共産党の5つの会派に所属する20人の議員で構成され、19日、代表者が会見を開きました。
県によりますと、県内の犬や猫の殺処分は近年、大幅に減少していますが、昨年度、奈良市を除く県内で殺処分された犬や猫は844頭で、特に、生まれて間もない子猫が多いということです。
このため、議連では野良猫などの不妊去勢手術の費用について、県のふるさと納税制度を利用して寄付を募るよう県に提言するほか、来月、犬や猫の収容や譲渡、殺処分などを行っている県の動物愛護センターを訪問し、今後必要な施策について検討するとしています。
議連の会長をつとめる阪口保議員は「動物愛護の取り組みを進めることが豊かな社会につながっていくと思うので、超党派で取り組み着実に殺処分ゼロを目指したい」と話しています。